当院は日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本肝臓学会と消化器領域の各学会の認定施設となっており、これまで上部内視鏡では胃十二指腸潰瘍からの出血に対する内視鏡的止血術、早期癌に対するESD(内視鏡的粘膜剥離法)、食道静脈瘤に対するEVL(内視鏡的食道静脈瘤結紮術)など、また下部内視鏡では大腸ポリープに対するポリペクトミーなどの内視鏡的切除や、潰瘍性大腸炎での透析の機械を用いたLCAP(白血球除去療法)等をおこない、地域医療に貢献してきてまいりました。ただ一方で消化器内科としての治療にはおのずから限界もあることは否めませんでした。
今回、本年4月から外科の医師が加わり、消化器科として診療にあたれることとなりました。これからは消化器疾患に対し手術も含めた治療が行えることにより当院で治療が完結できることが多くなり、患者さんにとってはこれまで以上にメリットが大きくなると考えています。
主に食道、胃、十二指腸、小腸、大腸までの消化管疾患を対象として消化器内科医と消化器外科医が一体となって消化器科として診療にあたります。内視鏡検査による診断だけでなく、内視鏡治療が可能か手術が必要かカンファレンスを通して内科医と外科医が症例を共有し、適切な治療法を選択することにより、患者さんにとって最善の治療が行えるよう対応していきます。たとえば早期胃癌でも内視鏡による治療で治癒できる場合もあれば、手術を必要とする場合もあります。そのような消化器疾患を内科医と外科医が共有して診ることにより、患者さんに適した治療を当院で行うことが可能です。
また手術については患者さんの条件もありますが、開腹手術ではなく、より体にとって負担の少ない腹腔鏡手術による治療を主体として行います。
さらに当院は複数の大学付属病院、癌研究会有明病院との連携を有しており、より高度な医療が必要と判断した場合には適切に治療が行えるよう、スムースな連携体制ができています。
主に消化管疾患が対象となります。逆流性食道炎、胃潰瘍、ピロリ菌感染など内服治療で治癒可能な良性疾患、食道静脈瘤、胃、大腸ポリープなど内視鏡で治療可能な疾患、食道アカラシア、クローン病や潰瘍性大腸炎などの炎症性腸疾患など内服治療、内視鏡治療、場合により手術が必要な疾患、食道癌、胃癌、大腸癌の内視鏡治療の対象となる早期癌から手術が必要となる進行癌など幅広い疾患が対象となります。
また胆石症、胆嚢炎の治療や肝炎に対するインターフェロン治療もおこないます。




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| 平成21年度 | 平成22年度 | |
| 【上部】 | 1,049 | 1,053 |
|---|---|---|
| 上部消化管内視鏡検査(GF) | 967 | 980 |
| 経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG) | 36 | 16 |
| PEG交換 | 29 | 31 |
| 内視鏡的食道静脈瘤 結紮術(EVL) 内視鏡的食道静脈瘤 硬化療法(EIS) |
0 | 2 |
| 緊急止血術 | 17 | 24 |
| 【上部】 | 437 | 489 |
| 大腸内視鏡検査 | 354 | 432 |
| ポリペクトミー | 83 | 57 |
| 【総計】 | 1,486 | 1,542 |